分光器は1.4ミリ秒の瞬間的な鮮やかな閃光を11回記録した。これらは、地球の海面気圧(1バール)に等しい圧力がある層上260キロメートルの高さの巨大なガス内で発生した。
この現象は、300キロ以下で発生する通常の稲妻として説明することはできない。閃光のスペクトルは圧倒的なライマン系列の紫外線放射だった。天体物理学者らは、これらの特徴をベースに、彼らが観測したのはまさにTLEであるとの結論に達した。
地球上では、TLEは対流圏の稲妻の閃光の反応として大気上層部で発生する。TLEにはエルブスやスプライト、光輪が関連する。これは巨大な光の現象で、赤みを帯びた円錐状や後光またはクラゲ状の形をし、その色は大気中に窒素が存在することを示している。
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