大きな揺れによりイズミル市では少なくとも20軒の家屋が倒壊した。
30日に発生したマグニチュード6.6の地震による揺れはギリシャの諸島でも感じられた。サモス島では5軒の教会が倒壊し、4人がその下敷きになった。これまで2人が死亡したほか、20人の負傷が確認されている。
地震後には津波が発生し、トルコの沿岸都市セフェルヒサルでは海岸部の通りが濁流に飲み込まれた。地元住民によると、現地で津波が発生したのはこれが初めてだという。
トルコでは地震の影響は直ちに経済に及び、トルコ・リラが記録的に暴落した。
地震後は余震が400回以上も発生し、そのうちの1回の震度はマグニチュード5の大きさだった。
トルコとギリシャの両外相は地震の応急対策活動を相互に協力して行うことで合意している。
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