トルコ沖地震 死者が73人に拡大【写真】

10月30日にトルコ西岸で発生した大型地震による死者は73人に達したほか、961人の負傷が確認されている。震源地に近いイズミル市ではこの揺れにより40棟以上のマンションが全壊、または半壊した。現地のアナドル通信がトルコ非常事態自然災害局の発表を引用して報じた。
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10月30日午後、トルコ西部でマグニチュード6.6の地震が発生。震源地はエーゲ海のイズミル県セフェルヒサル市付近だった。

​ムラト・クルム環境都市整備相は地震後、政府が2234棟の建造物を調査したことを明らかにした。その結果、イズミル市では41棟のマンションが全壊したほか、1041棟が半壊したことが判明した。住居を奪われた市民には3万トルコ・リラ(約3600ドル)が支給されるほか、死亡した市民の遺族には1万トルコ・リラ(約1200ドル)が見舞金として支払われる。

​​揺れはギリシャの諸島でも感じられた。​サモス島では5軒の教会が倒壊し、4人がその下敷きになった。これまで2人が死亡したほか、20人の負傷が確認されている。

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地震後には津波が発生し、トルコの沿岸都市セフェルヒサルでは海岸部の通りが濁流に飲み込まれた。また、余震が400回以上も発生し、そのうちの1回の震度はマグニチュード5の大きさだった。

​トルコでは地震の影響は直ちに経済に及び、トルコ・リラが記録的に暴落した。

トルコとギリシャの両外相は地震の応急対策活動を相互に協力して行うことで合意している。

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