10月30日午後、トルコ西部でマグニチュード6.6の地震が発生。震源地はエーゲ海のイズミル県セフェルヒサル市付近だった。
ムラト・クルム環境都市整備相は地震後、政府が2234棟の建造物を調査したことを明らかにした。その結果、イズミル市では41棟のマンションが全壊したほか、1041棟が半壊したことが判明した。住居を奪われた市民には3万トルコ・リラ(約3600ドル)が支給されるほか、死亡した市民の遺族には1万トルコ・リラ(約1200ドル)が見舞金として支払われる。
揺れはギリシャの諸島でも感じられた。サモス島では5軒の教会が倒壊し、4人がその下敷きになった。これまで2人が死亡したほか、20人の負傷が確認されている。
地震後には津波が発生し、トルコの沿岸都市セフェルヒサルでは海岸部の通りが濁流に飲み込まれた。また、余震が400回以上も発生し、そのうちの1回の震度はマグニチュード5の大きさだった。