米パイロット 戦闘機MiG-29の戦闘能力を評価

戦闘機MiG-29は非常に機動的なマシンであるが、しかし、長距離飛行能力とシチュエーションアウェアネス(状況認識)が足りていない。2001年にポーランドで実施された旧ソ連戦闘機のテストに参加した元米空軍パイロットのガイ・レイザー氏のコメントを『ナショナル・インタレスト』誌が報じた。
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レイザー氏は、北大西洋条約機構(NATO)加盟後のポーランドで2001年に行われた同戦闘機のテストに参加した。このほか、レイザー氏とその同僚は、ポーランドのパイロットへのトレーニングと教授を行った。

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レイザー氏はMiG-29と米国のF-15Eを比較し、「私は後部座席に位置した。飛行機はここぞという時に非常に機動的だったが、しかし、そのためにとてもたくさんの燃料を必要とした」と指摘した。

また同氏は、旧ソ連の戦闘機は「NATOの航空機と比較し、総体的にシチュエーションアウェアネスと長距離飛行能力が足りなかった」と語った。


MiG-29は、ロシアの第4世代の多目的戦闘機。同機は、1982年にシリーズ生産が開始され、その突出した性能から多くの国々に積極的に輸出された。ナショナル・インタレスト誌によれば、2018年の時点で同戦闘機とその系列タイプ820機が開発され、それは世界の全戦闘機の6%に相当する。

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