報道では、北朝鮮政府には、破壊的な結末を引き起こすおそれのある新型コロナウイルスに対応するいかなる技術も物理的手段もないという。ウイルスが国内で広がった場合、少なくとも50万人が犠牲になるおそれがある。ところが、北朝鮮は7月半ば、コロナウイルスのワクチン候補を開発し、臨床実験に入ったことを明らかにした。
このほか、北朝鮮当局は、コロナウイルスが「侵入」するという恐怖から、韓国をはじめ諸外国からの物資の受け入れをストップしている。また、8月に国境を通じて商品の輸入を許可した当局職員が罰せられている。
7月26日、北朝鮮政府は、国内で初となる新型コロナウイルスの疑いを発表した。それは、新型コロナウイルスの疑いがある人物が韓国から違法に入国し、ケソン市に滞在したというもの。患者は厳格な自己隔離体制に置かれ、それに伴い当局はケソン市に隔離体制をしいた。
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