ソコリシク氏は、急進主義というものが米国の政治における新たな標準になるだろうと述べ、バイデン氏の後ろには、民主党内の左翼を代表するカマラ・ハリス議員(カリフォルニア州選出)がいるため、民主党はますます「左寄り」になるだろうとの見解を明らかにした。左翼勢力は近年、その立場を強めており、そのことは、急進左翼を中心とした抗議行動が起こっていることからも見て取れるとした。
一方、共和党について、ソコリシク氏は、保守的な考え方を重視しつつ、ますます「右寄り」になっていくだろうとの考えを明らかにした。
ソコリシク氏はさらに、民主党が大統領の座に就いたとしても、共和党の議席もいくらかは残り、政策をめぐる争いはこれまで同様、今後も続いていくだろうと付け加えた。
米国の大統領選挙は11月3日に実施される。期日前投票はすでに一連の州で開始された。 今回の選挙は共和党推薦候補で現職のドナルド・トランプ氏と民主党推薦のジョー・バイデン氏の一騎打ちとなる。
コロナウイルス感染拡大の影響で9000万人以上が期日前あるいは郵送で投票を行っているが、有権者は1億5千万強とされている。現時点で投票率は65%を超えており、1908年以来の最高水準となる。郵送投票が前例のない大規模なものとなり、結果が分かるまで数日、もしかしたら数週間を要する可能性もある。
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