ECは、2021年と2022年のユーロ圏内の債務残高対GDP比が100%を下回ることはないと予想している。
2008〜2009年の世界金融危機と2010年〜2011年の欧州ソブリン危機。その後に信用状況の改善に失敗したギリシャの債務残高の(ユーロ圏内)GDP 比は207.1%に相当する。
GDP縮小の予想
ECは今回、新型コロナウイルスのパンデミックによるEU27カ国の2020年のGDPについて、夏の中間予測で発表された8.3%縮小から7.4%に若干修正させたが、2021年の成長率は5.8%から4.1%に引き下げた。
ユーロ圏19カ国でも同様の動きが見られ、ECは夏の経済予測で2020年のGDPは8.7%縮小するとしていたが、後に7.8%に修正。しかし、2021年のGDPは夏の予測の6.1%から、今回4.2%に下方修正した。
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