新型コロナウイルス

デンマーク、人の移動制限 ミンク農場でコロナ変異種確認

デンマークのメッテ・フレデリクセン首相は5日、ミンク農場で新型コロナウイルスの変異種が確認されたのを受け、同国北東部の住民を対象に、人の移動制限などの特別措置を発表した。
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フレデリクセン氏は「感染拡大を防ぐため、今夜から、北ユトランドの7つの地域の住民に対し、自分たちの地域内にとどまることを強く推奨する」と表明した。デンマーク紙エクストラ・ブラデットが報じた。

デンマーク北東部では、バーやレストランが閉鎖され、公共交通機関も停止となり、他の地域からユトランドへの立ち入りが禁止される。

デンマークは4日、ミンク農場で新型コロナウイルスの変異種が検出され、12人が感染したと発表した。特に、北ユトランド以外の地域に住む高齢の感染者1人が懸念を呼んでいる。このケースでは、感染経路が依然として不明で、新型コロナウイルスの発生源は特定されていない。

残り11人の感染は、ミンク農場での新型コロナ流行と関係している。これを受け、デンマーク政府は農場のミンク1500万匹以上を殺処分する方針を決めた。

新型コロナウイルス感染拡大リスクを原因とするミンクの大量殺処分はこれが初めてのケースではない。7月には約100万頭がオランダで、さらに約10万頭がスペインで殺処分された

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