ペンシルベニア州の郵便投票は個別に集計へ 連邦最高裁の決定

大統領選の集計作業が続く米国では、共和党議員らがペンシルベニア州の集計作業について、不正行為が行われているとの申し出を連邦最高裁判所に行った。これを受けて連邦最高裁は同州の投票所が閉められてから回収された郵便による投票用紙をほかの投票用紙から区別し、票を個別に集計させる決定を下した。
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連邦最高裁判所は投票所が閉められた11月3日20時以降に回収された投票用紙をほかの投票用紙から区別し、個別に集計させる決定を下した。

「国民のため」不正投票との戦いを継続=トランプ氏

これに対し、ペンシルベニア州フィラデルフィア市のジム・ケニー市長は不正疑惑に根拠はないとして、共和党員らの批判を退けている。

ケニー市長はトランプ大統領が根拠を示すことなく不正疑惑を広めていると批判し、ペンシルベニア州における選挙は「クリーンでシンプルな民主主義」と擁護した。そしてペンシルベニア州の投票結果は特定の候補者の勝利ではなく、民主主義そのものの勝利を意味するとした。

フィラデルフィア市では約4万票の投票用紙が未集計で、全ての開票にはさらに数日間かかると見られていた。

ペンシルベニア州の選挙人は20人となっており、大統領選の趨勢を決める選挙区として注目されている。96パーセントの開票段階でジョー・バイデン氏が49.5パーセントでリードしており、ドナルド・トランプ米大統領は49.3パーセントでわずかに後れを取っている。

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