ハメネイ師はジョー・バイデン氏の勝利が報じられたことを受けてツイッターに投稿し、大統領選に対する見方を示した。
米国の状況と、彼ら自身が選挙について発言していることは茶番に過ぎない。これは醜きリベラル民主主義の姿を示す典型である。結果の如何によらず、完全に明白なことがある。それは米国のレジームがれっきとした政治的、市民的、道徳的退廃を意味している点である。
また、フサメディン・アシュナ大統領顧問も同じくツイッターに投稿し、「イラン国民が勇敢な抵抗を示したことにより、悪党も退散する」と記した。
イラン政府は米国の大統領選について特定の候補者を支持する姿勢は示していなかったものの、新政権が対イラン政策を見直し、核合意に関する多国間協定を順守する政策にシフトことに期待を寄せてきた。
米大統領選は7日、開票作業が続いていた東部ペンシルベニア州で民主党のジョー・バイデン前副大統領(77)が勝利し、獲得選挙人が290人となり、当選に必要な過半数ライン(270)を超えた。再選を目指す共和党のドナルド・トランプ大統領(74)は複数の州で開票を巡る訴えを起こすなど徹底抗戦の構えを見せており、当選者確定には時間がかかる可能性がある。