同紙によると、コロナウイルス感染と致死率の統計を調査した医師グループは、COVID-19重症化と緯度との関連を突き止めた。季節性ビタミンD欠乏症がみられる地域では重症化が他地域よりも顕著に表れている。
調査に参加したデビス氏によると「SARS-CoV-2」ウイルスは「ACE2と呼ばれる細胞表層のたんぱく質受容体を標的にし」たんぱく質を枯渇させ「サイトカインストーム」(体内の細胞や組織への免疫攻撃につながる反応)を引き起こす可能性があるという。同氏は「これが人々を死に至らしめている」とし、予防にはビタミンDが役立つと結んだ。
また同氏は、完全な研究のためには1年周期で見ることが必要だと補足。
英国民保健サービス(NHS)が推奨する1日のビタミンD量は引き上げる必要があり、「世界のパンデミック対策戦略」に含めるべきだと強調した。
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