ワクチン #SputnikV SNSチャンネルでは、ユーザーに対して臨床試験・製造・各国の接種状況について報告する。ガマレヤ疫学微生物学研究所の研究員らはワクチン製造エピソードや製造時に使われた技術などについて情報を提供する。また同ワクチンをすでに接種した人々がその経験を共有する。
#SputnikV SNSチャンネルは今後、ワクチンに関するニュース発信、被接種者数や製造に関する情報発信の主なプラットフォームとなる。またチャンネルではワクチンに関する大規模なイベントや専門家のインタビューも中継される。#SputnikV 情報は次のプラットフォームで入手可能:
#SputnikV は世界で初めて登録された抗コロナウイルスワクチンであり、十分に検証済みのヒトアデノウィルスベクターをベースにしている。現時点で同ワクチンは世界保健機関(WHO)の「世界における開発中ワクチン10」に入っており、第3相試験終了と大量生産開始に最も近い位置にある。ロシアはWHOに対し、同ワクチンの早期登録と事前資格審査に関する請願書を送っている。
ロシア直接投資基金のキリル・ドミトリエフ総裁は次のように語る:
「SNSキャンペーンの焦点は世界に対しワクチンの最新情報を提供すること。それだけではなく、このキャンペーンにより人々にコロナパンデミックからもうすぐ解放されるという希望を与えたい。今の生活において人々は再び友人と会ったり、美術館や劇場やレストランに行ったり、自由に旅行できるようになる。企業、特に小規模企業は事業を制限することなく、社員やその家族の生活を保障できるようになる。私たちは世界中の人々に対し、このキャンペーンに加わり #SputnikV ワクチンを支持するよう呼びかけたい。」
ロシア直接投資基金は主にロシア国内企業の株式資本に対し外国戦略投資家とともに共同投資することを目的に2011年に設立。同基金はロシア経済への直接投資の触媒として機能する。現時点で同基金は外国パートナーとともに総額1兆9千億ルーブル(約2兆5460億円)の80超プロジェクトを実施した実績をもつ。それら投資の国内地域のカバー率は95%に上る。同基金の投資先企業で働く社員は80万人を超え、その年間収入はGDPの6%に相当。同基金は18か国の主な国際共同投資家とともに総額400億ドル(約4兆1468億円)超の戦略パートナーシップを構築している。その他詳しい情報はサイトrdif.ruを参照。
ロシアは8月11日2020年、 世界で初めて新型コロナウイルスのワクチンを承認した。 ワクチンは「スプートニクV」と名付けられた。
臨床試験はロシア保健省から許可を得たガマレヤ国立疫学・ 微生物学研究センターによって6月から7月に実施された。
「スプートニクV」は、 これまでに多くのワクチンが生産されたすでに知られているプラッ トフォームを基盤につくられた。ロシア保健省によると、 これまでに実施された「スプートニクV」の接種は、最大2年間の 長期的な免疫を与えることを示している。