アルメニア野党 カラバフ停戦合意脱退を求める

アルメニア議会の野党派閥「繁栄するアルメニア」は、カラバフ停戦合意からの脱退を求めて臨時国会を召集する意向。10日、記者団を前にナイラ・ゾグラビャン議員が明かした。
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同議員は「本日、アルメニアの歴史で最も恥ずべき頁が刻まれた。数時間前に『繁栄するアルメニア』および複数政党が首相退任を要求した」と語った。

10日未明、アルメニア首都エレバンではカラバフ停戦に関するロシア、アルメニア、アゼルバイジャンの共同声明をめぐり抗議行動が勃発した。

パシニャン首相は共同声明ついて、これは辛い決断だったが選択肢は他になかったと強調した。

カラバフをめぐるロシア・アルメニア・アゼルバイジャン合意の内容

アゼルバイジャンのアリエフ大統領、アルメニアのパシニャン首相、ロシアのプーチン大統領は共同声明に署名。声明ではモスクワ時間2020年11月10日00時00分よりナゴルノカラバフ紛争地域における完全な停戦が宣言されている。

アゼルバイジャンとアルメニアは現在の位置に留まっており、ナゴルノカラバフの連絡線沿い、またナゴルノカラバフとアルメニアを結ぶ回廊沿いにはロシア平和維持部隊が展開。国内の避難民・難民は国連難民高等弁務官の管理下に置かれたナゴルノカラバフ領および隣接地域に戻りつつある。捕虜やその他被拘束者、遺体の交換が行われている。同地域のすべての経済・輸送ラインは閉鎖されており、輸送管理にはロシア国境管理機関も一部協力している。

アルメニア野党 カラバフ停戦合意脱退を求める

ナゴルノ・カラバフ紛争

紛争はナゴルノ・カラバフ自治州がアゼルバイジャン・ソビエト社会主義共和国からの離脱を宣言した1988年2月に始まった。1992年から1994年の武力衝突でアゼルバイジャンはナゴルノ・カラバフ及び隣接する7つの地域の支配権を失った。

アゼルバイジャンは領土保全を主張しているが、未承認国家ナゴルノ・カラバフは交渉当事者ではないためアルメニアがナゴルノ・カラバフの利益を擁護している。19世紀から現在までナゴルノカラバフ住民の8割以上はアルメニア人。残り2割はアゼルバイジャン人、ロシア人、その他民族。

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