新型コロナウイルス

新型コロナのパンデミックが精神疾患の原因に=ジョンズ・ホプキンズ大学教授

新型コロナウイルスの感染拡大が精神疾患をより頻繁に生じさせる原因となった。ジョンズ・ホプキンズ大学医学部のロバート・ヨルケン教授がこうした研究結果を発表し、医学誌『ランセット』に掲載された。
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研究の一環として、今年1月20日から8月1日までに6900万人超による医療援助提供に関する統計が研究された。データは電子医療カルテから収集された。

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新型コロナウイルス感染者は不安症や不眠症、痴呆症に罹患する確率が高いことが明らかとなった。このほか、精神疾患を患っている人たちは、新型コロナウイルスに感染するリスクがより高くなることが判明した。ヨルケン教授は、これは医療援助提供データベースを調査した他の研究者たちの意見と一致すると強調する。

また同教授は、実施された研究は、生物学的サンプルの収集を前提とするコホート研究によって補足される必要があると指摘する。またヨルケン教授は、前世紀のはじめに発生した「スペイン風邪」のパンデミックもまた神経・精神疾患の患者の増大を実際に引き起こしたと指摘する。

8月に世界保健機関(WHO)のテドロス・アダノム事務局長は、感染症の拡大予防措置による社会的相互関係の規制に関わって多くの人々の精神衛生に新型コロナウイルスが影響を与えることをすでに指摘していた。

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