初の民間人宇宙旅行者 クルードラゴンでISSへ向かう3人が契約にサイン

イーロン・マスク氏創始のSpaceXが製造した宇宙船クルードラゴンに乗って国際宇宙ステーション(ISS)へ向かう最初の民間宇宙旅行者らが契約にサインした。国際宇宙ステーションの観光客用モジュールを開発、制作を担当する米ヒューストンの「Axiom Space」(アクシオム・スペース)社がツィッターの自社アカウントを通じて発表した。
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Axiom Space社はSpaceX 社との間に、3人のクライアントが10日間の宇宙旅行を行うことで合意した。10日間は2日が飛行時間、8日がステーションでの滞在時間となる。

​Axiom Spaceによれば宇宙旅行グループは国籍も様々な3人の旅行者に加え、NASAのプロの宇宙飛行士のマイケル・ロペス=アレグリア氏が司令官として付き添う。

史上初の民間宇宙旅行グループは2021年末にも出発の予定。

これとは別に民間向け宇宙旅行に取り組む米国の「Space Adventures」社も旅行計画を明かし、2023年には90~100分の長さで民間人に船外活動が提供できるだろうとの見通しを発表した。90~100分とはステーションが地球の周りを一周するのに要する時間。Space Adventuresは、クライアントのステーションまでの送迎にはロシアの宇宙船「ソユーズMS」を用いる意向を表しており、観光客の船外活動はロシア人の経験豊かなプロの宇宙飛行士が引率する。

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