専門家は、ウイルスに感染する恐れに加え、日常生活が大きく変化し、特に新たに移動が制限されることで精神的な状況が悪化する可能性があると指摘した。
WHOはこのように述べている。
「死別や隔離、収入の損失や収入への恐怖は精神疾患を引き起こし、既存の障害を悪化させる可能性がある。多くの人がアルコールや薬物の使用、不眠症、不安の増加を経験するかもしれない。既に精神的・神経的障害や薬物乱用を患う人々は、医療サービスの利用が断たれてしまうと特に影響を受けやすい」
在宅勤務や一時的な失業、子供のオンライン授業という新しい現実や、他の家族や友人、同僚と面会する機会の不足に直面し、人々は身体的な健康だけでなく、精神的な健康にも注意を払うべきであるとWHO は確信している。
WHOではこのように勧められている。
「私たちは精神的な幸福のために、たくさんのことができる。例えば、毎日同じ時間に起きて寝る、定期的に健康的な食べ物を食べる、定期的に運動する、仕事の時間と休息の時間を分ける、そして好きなことに時間を割くといった毎日のルーティンを守ることが重要である」
新型コロナウイルスの感染拡大と精神疾患の関係について、先に、ジョンズ・ホプキンズ大学医学部の教授は感染拡大が精神疾患の原因となると発表している。
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