最大の毛皮オークション「コペンハーゲンファー」 ミンクの大量処分で閉鎖に

世界最大の毛皮供給企業であるデンマークのオークションハウス「コペンハーゲンファー」が2~3年のうちに企業を閉鎖すると発表した。閉鎖の理由は新型コロナウイルスによるデンマークでのミンクの大量処分による。同社代表の声明が発表された。
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デンマーク当局は、人に感染するおそれのある新型コロナウイルスの特別に耐性のある変異がいくつかの農場のミンクで確認されたことから、ただちに同国で養殖が行われているすべてのミンクの処分を指示した。

コロナウイルスに感染したミンク、さらに5カ国で見つかる
同企業の経営陣によれば、オークションハウスは2020年と2021年には通常の体制で営業を行うこととなる。販売に関しては、新型コロナウイルスが確認されない農場のミンクの毛皮が供給される。オークションの大幅削減は2022年に行われ、また、2023年には最低300人のスタッフが人員整理される。

企業は毎年5回毛皮オークションを行い、そこでは平均して約3000万枚の毛皮が販売される。同社が扱う毛皮の規模は世界の市場の60%を占めている。

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