英国政府はハリケーン「エタ」の直撃により甚大な被害を被った中米各国に、ライフラインを保証する上で必要な人道支援を行ったことを明らかにした。
ハリケーンの強さを示す5段階のうち、「カテゴリー4」に分類されていた「エタ」がニカラグア、ホンジュラス、メキシコ、コスタリカ、パナマを直撃した。これにより200万人以上が被災したほか、170人以上が犠牲になった。
これを受けて英国は被災した各国に避難所の設置に必要な資材や食器、清掃道具を輸送した。また、ニカラグアやホンジュラス、グアテマラには食料や飲み水、医薬品を提供した。
また、被災地には英国の空母「アーガス」(Argus)が派遣され、米軍と共同で人道支援作戦に参加する。
なお、2005年に米国を襲い1000人以上の死者を出した「カトリーナ」は、最大の「カテゴリー5」だった。
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