中国人の贅沢嗜好が欧州経済に功を奏す ブルームバーグ

ブルームバーグの専門家らが中国で高級車の輸入の増加傾向がみられることから、中国人の贅沢品嗜好が欧州の、特に東欧の経済を救っているとの帰結を出した。
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先日発表された公式データによれば、中国の自動車の売れ行きは2020年7月から順調に伸び続けている。2年に渡って続き、さらにCOVID-19によって強まった自動車売り上げの後退の時期は終わったものとみられている。中国乗用車協会の調べでは、自動車の小売りは特に高価なオフロードカー、多目的車が前年同時期比で8%伸び、202万台がうれている。

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中国の輸入車はポルシェ・カイエン、ジャガー、フォルクスワーゲンやアウディのハイクラス車など欧州製の高級車が大半を占めている。

中国人の好む欧州車の生産拠点はチェコ、スロバキアに集中している。自動車セクターはチェコの工業生産の半分を、スロバキアの4分の1をカバーしており、この比率はドイツ、フランスよりも大きい。

東欧では厳格な検疫体制がしかれる中でも自動車工場は操業していることから、中国での欧州外車売り上げの伸びは、部分的とはいえ制限によるネガティブな影響から欧州経済が脱却する手助けになっている。

パンデミック後、急速に回復する中国経済が世界経済の危機脱出を促進していることに関しては、スプートニクのこの記事をお読みください。

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