マネーウイルス 国際債務が観測史上最大に

国際金融協会(Institute of International Finance) の年次報告書で、国際債務がすでに史上最高の272兆ドル(2京8243兆円)に達しており、年末までには277兆ドル(2京8762兆円)に達する恐れがあるとの予測を発表した。
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国際金融協会の専門家らは、市民、企業、金融組織、各国政府の抱える債務を総計した世界の債務が史上空前の伸びを記録したのは、コロナウイルスのパンデミックが原因と説明している。

ユーロ圏内の債務残高対GDP比 史上初の100%を超える見込み
ロシア人金融アナリストのアレクセイ・コレネフ氏は、現在の世界経済状況について、次のように特徴づけている。

「各国政府は経済と市民を支援し、実業界の活性化をてこ入れするために債務拡大を余儀なくされている。企業は収益の減少または無収益のために債務を拡大している。一般市民の借入額の増大も実収入が急減したことが理由だ。」

国際金融協会は今年末にも国際債務高が世界のGDPの365%に達する恐れがあると警告を発している。これはグローバル経済の規模の3倍半以上の額に相当する。


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