3500万ドルを奪った詐欺師 水中スクーターでFBIの追跡から逃走

金融詐欺容疑の米国の男がFBIの追跡を水中スクーターでかわそうと試みた。ジェームズ・ボンドさながらの追跡劇についてCBSが報じた。
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米国男性マシュー・ピアシーには詐欺の容疑がかけられている。彼は投資家らに利益を保証すると約束し、彼らから詐欺によって投資基金に3500万ドル(約35億円)を振り込ませた。しかし、その後、自分の仲間に基金などは存在しないと密かに告白した。ピアシー容疑者は集めた金の一部で不動産などを購入した。

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すべてが明らかとなり米連邦捜査局(FBI)はピアシー容疑者の逮捕に向かったが、しかし、男は車で逃走を図った。ピアシー容疑者の車は常時ヘリコプターが追跡。まもなく男はカリフォルニア最大のシェスタ湖の脇に車を止め、そこで車を乗り捨て、そこから水中スクーターを取り出し湖中を逃走した。男が使用した水中スクーターは最大で時速6.5キロのスピードで移動し、また約30メートルの深さまで潜水することも可能だった。

ピアシー容疑者は約25分間水中を逃走し、湖面に見えるのは泡だけだったが、実を言えばこの泡によって居場所が押さえられていた。

ピアシー容疑者が水面に上がると、すでに彼をFBIと医師らが待ち構えていた。こうして詐欺師は逮捕された。ピアシー容疑者には禁固20年と数十万の罰金が言い渡されることとなる。

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