欧州人民党のヴェーバー・グループ議長は、RCEP創設について次のような見解を表している。
「中国と太平洋地域諸国間に結ばれた新たな貿易圏RCEPについていえば、これは覚醒と力の党合を呼び掛けるシグナルと受け止めねばならない。我にはこれから建設的パートナーとしてのジョー・バイデン氏とともに、中国側からの挑戦に対抗するためにいわゆる西側世界の再統合が必要だ。これがこの先10年の重要な問題である。」
ヴェーバー氏は、中国に対抗するためには米国との協力の他にも欧州自体が貿易保護のためにより有効なメカニズムを創設する必要があると語っている。ヴェーバー氏は、欧州の数十億ユーロの予算が特に最重要なインフラの建設分野で、中国の国営企業の手に渡ることがあってはならないとの考えを示している。
「EUと中国の間の貿易関係では軋轢が山積しており、EU内の現行の貿易保護措置の65%が中国に関連したものだ。このことはすでに、誠実かつ適切な貿易関係を築くというEUの目的実現化において中国が最大の問題であることを物語っている。」
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