新型コロナウイルス

生物学者が指摘 変種のコロナウイルスがもつ2つの恐ろしい特性

米ジョージ・メイソン大学のアンチャ・バラノバ教授は、ミンクの個体群にみられる変種のコロナウイルスがもたらす「恐ろしい」結果について語った。
この記事をSputnikで読む

研究者らは、ミンクから採取したウイルスの新しい菌株が当初と異なる4つの変種であり、それにより新しい特性が生じていることを明らかにした。

バラノバ教授は、現在、デンマークでは感染したミンクにおけるコロナウイルス感染の変化の詳細に関する科学的研究が公表されたと述べた。

同教授によれば、新しい変種はスーパー・スプレッダーの数を増加させるおそれがあるという。

新しい変種による「最悪の事態」について同教授は、感染の流行当初にオリジナルの新型コロナウイルスが完治した人々の血清の実験結果で指摘した。研究者らは、多くのケースでこれらの血清の抗体が変種ウイルスを中和できないことを解明した。


「ミンク」のコロナウイルス

11月4日、デンマークのメッテ・フレデリクセン首相は、ミンクが変種のコロナウイルスの媒介者となり、人間へ感染させるおそれがあることから、国内のすべてのミンクを処分する必要があると発表した。

このウイルスは抗体の増加を抑制することから危険であるといえ、さらには製造されたワクチンがこのウイルスには効果がなくなるおそれも生じる。

関連記事


スプートニクは新型コロナウイルスに関する信憑性の高い最新情報をお届けしています。特設ページをご覧ください。

コメント