初の黒人国防長官誕生か 多様性を目指すバイデン氏の新政権

選挙の暫定結果で大統領への就任が確実視されている民主党のジョー・バイデン氏は新たに発足する新政権の国防長官に黒人のロイド・オースティン元陸軍大将(四つ星階級章将官)を起用する方向で調整を進めている。この人事が実現すると、初の黒人国防長官が誕生する。米ニュースサイトAxios(アクシオス)が消息筋による証言をもとに報じた。
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オースティン元陸軍大将が仮に任命されれば、黒人初の国防長官となる。アクシオスの報道によると、政権の中でも要職といえる国防長官のポストに黒人を任命させるべきという圧力をバイデン陣営は受けているという。

​現時点で国防長官候補のショートリストにはオースティン元陸軍大将のほかに、ミシェル・フロノイ元米国防次官、ジェイ・ ジョンソン元国土安全保障長官、イラク戦争で両足を失った退役軍人のタミー・ダックワース上院議員が名を連ねている。

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これまでフロノイ元米国防次官が最有力視されてきたが、議論の中で「人種や経験、バイデン氏にとっての好感度など、別の要素が浮上してきた」という。

オースティン氏は2016年にアメリカ中央軍を退役した。これに関連し、実際の軍務を退いたばかり。制服組が国防総省の要職に就任するには、議会の特別な許可が必要となる。


集計結果によれば、バイデン氏は当選に必要な270票を超え、複数の州で合計306人の選挙人を獲得した。トランプ氏は敗北を認めておらず、いくつかの州の法廷でこの結果について争っている

24日、米国防省は、ジョー・バイデン氏への政権移行プロセス開始の通知を受け取り、省庁レベルで然るべき計画を実行していく予定であることを認めた。

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