韓国で初の事例 鳥インフルエンザH5N8が家禽で確認 40万羽超を処分

28日、韓国で家禽から高病原性鳥インフルエンザH5N8が検出される初の事例が確認された。これを受け当局は国内の家禽40万羽超の処分を計画する。韓国の農林畜産食品部が明らかにした。
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ウイルスH5N8はソウルから南に290キロのチョルラ北道のダックファームで発見された。農場では約1万9000羽の鴨が飼育されていたが、緊急対応チームが派遣され、すべての鳥が処分された。農場の半径3キロにはさらに6つの家禽農場がある。

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近隣の家禽農場でも同様に29万羽の鶏と10万羽の鴨が処分されることになる。農場の半径数十キロメートルでは厳格な隔離規制がひかれ、特殊機器と航空機を使い同地域の除染が実施されている。また国内全域で家禽の輸送が48時間禁止された。

鳥インフルエンザに関する国内の警戒レベルは「深刻な危機」が設定された。

以前も韓国でこのウイルスの感染例が確認されているが、しかし、その際は野生の鳥類の中だけだった。

最近、日本、欧州の複数の国、中国では、鳥インフルエンザH5N8ウイルスが検出されている。これより前、オランダとドイツを鳥インフルエンザH5N8亜型が襲ったと報じられていた。デンマークでも鳥インフルエンザH5N8亜型が検出され、ニワトリとアヒル計2万5千羽が殺処分されると伝えられていた。

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