連邦最高裁への上告は困難か トランプ大統領が法廷闘争に難色示す

11月3日に行われた大統領選で不正行為があったと主張しているドナルド・トランプ大統領は連邦最高裁判所に上告する意向を示しているものの、実際に訴訟へ持ち込むのは困難と見ている。米FOXニュースの取材に応じた中で発言した。
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トランプ大統領は取材に応じた中で、多くの支持者が連邦最高裁に持ち込むことを期待しているとしつつ、「最高裁に持ち込むのは大変だ」と発言し、法廷闘争の道のりに難色を示した。選挙に関連していることから手続きが複雑であることに加え、トランプ氏の選挙対策本部が集めた証拠が多岐にわたることをその理由として挙げた。

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最高裁に持ち込んだとして、勝利は期待できるかと記者から質問を受けると、「最高裁は我々の訴えを聞き入れるべきだ、そのために存在している」と答えた。

また、大統領選については「我々は軽やかに勝利した。バイデン氏が数百万も多いなんてありえない」と発言し、再び勝利宣言を行った。

また、バイデン氏が黒人有権者の間で支持を集め、バラク・オバマ前大統領よりも票を獲得したという情報については疑問を呈した。さらに、「数千人もの死人が投票した」とも発言し、バイデン氏が過去最多の8000万票を獲得したという選挙結果を改めて否定した。

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暫定の集計結果によれば、バイデン氏は当選に必要な270票を超え、複数の州で合計306人の選挙人を獲得した。トランプ氏は敗北を認めておらず、いくつかの州の法廷でこの結果について争っている

24日、米国防省は、ジョー・バイデン氏への政権移行プロセス開始の通知を受け取り、省庁レベルで然るべき計画を実行していく予定であることを認めた。

バイデン氏は就任すると米史上最高齢の大統領となる。

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