東京証券取引所 宮原社長辞任 10月のシステム障害

日本取引所グループ(JPX)傘下の東京証券取引所で10月に発生したシステム障害をめぐり、JPXは30日、東証の宮原幸一郎社長(63)の同日付での辞任を発表した。金融庁はこの日、JPXと東証に業務改善命令を出し、責任の明確化を求めた。共同通信が伝えている。
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宮原氏は現在兼任しているJPX取締役なども30日付で退く。後任はJPXの清田瞭CEOが兼務する。

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金融庁は30日、JPX傘下の東証で起きたシステム障害を受け、東証とJPXに対して金融商品取引法に基づく業務改善命令を出した。全銘柄の取引を終日停止させた事態を重く見て、システム管理体制の強化や取引再開のルール整備など再発防止を徹底させる。

東証は10月1日に障害を起こし、システム取引に移行して以来、初めて取引を終日停止するという事態を招いた。終日の取引停止で3兆円規模の取引機会が失われた。

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