フォルクスワーゲンが開発を加速 コンパクトで手頃な電気自動車

独自動車製造企業フォルクスワーゲンは環境分野で導入予定の規制などを背景に、一般市場向けのコンパクト電気自動車の開発を加速する。
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ロイター通信によると、コード名「スモールBEV」プロジェクトで生産予定の電気自動車は「フォルクスワーゲン・ポロ」サイズ、1台の価格は2万から2.5万ユーロ(約250万~310万円)になるという。ということは新たな電気自動車は、9月にリリースされ欧州市場で最大人気のフォルクスワーゲンID.3よりもさらに手頃になる。

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新型電気自動車のデザインや発売時期、生産場所など、他の詳細は明らかにされていない。

11月中旬、フォルクスワーゲン社は今後5年間で電気自動車設計・製造に350億ユーロ(約4兆3490億円)を費やすと発表。同社の長期計画には2050年までの有毒ガス排出ゼロも見込まれている。2030年までにハイブリットモデルのラインナップを30から60に増やし、電気自動車は20から70に拡張していくという。


また他社も手頃な電気自動車の生産販売を目指しており、例えば10月にルノーグループ傘下のダチアは電気自動車「スプリング」を正式に発表した。欧州では最も低価格の電気自動車になる。ルノー「シティK-ZE」と似ており、「シティK-ZE」は中国で2019年から8千ユーロ(約99万4千円)で販売されている。

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