中国開発の有人深海探査艇 マリアナ海溝の海底から生中継

中国が開発した有人の深海探査艇「奮闘者号(Fendouzhe)」 はマリアナ海溝の1万0990メートルの深さまで潜水した。潜水では生中継が行われ、深海の様子が動画で地上に送られた。
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新華社通信の報道によれば、潜水が実施されたのは先週土曜日の11月28日。海南省の港から随伴の船に載せられ出帆した。世界初の深さとなる1万0909メートルの潜水は11月10日の時点ですでに達成されており、その際も生中継が行われていた。ABCニュースによれば、これだけの深さから生中継が行われたのは人類史上初めて。

撮影は探査艇の船外に取り付けられたリモートコントロール・カメラで行われた。映像には海底、サンプル収集用のツール、深海探査艇の外側の一部が映し出された。船内には乗員3人が乗り込んだ。そのうち1人は女性の海洋学者で初めてこれだけの深さに潜水を体験した。今までの世界記録の潜水深度は1万0927メートルであることから、今回の深さはそれに数メートル及んでいない。

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