同時に、特殊ケーブルで望遠鏡の反射鏡の上で固定されていたアンテナの照射装置が欠落している写真がSNS上で拡散された。
11月にメインケーブルが破損し、望遠鏡に損傷が生じた。それ以前も8月には補助ケーブルが破損。科学的観測は中止され、11月の緊急事態の後にはさらなる崩壊を恐れて望遠鏡を分解することが決定された。同天文台は57年間稼働を続けてきた。
「アレシボ」は世界最大の電子望遠鏡の1つ。同望遠鏡の反射鏡の直径は304.8メートルで、太陽系の天体の電波天文学、大気物理学、レーダー観測の分野での研究で活用がされてきた。