イーロン・マスク氏 テスラ社員に株急落のリスクを警告

イーロン・マスク氏は、テスラ社の従業員に宛てたメールの中で「利益を上げることに注力するように」と述べていたことが分かった。マスク氏はメールで、そうでなければテスラ株は急落する恐れがあると警告している。電気輸送に関する情報サイト「Electrek」と米CNBCがその手紙の内容について報じている。
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同サイトは、以下のようにマスク氏のメールを引用している。

「実際の収益性を見てみると、過去1年間の収益性は1%程度と非常に低い。投資家は我々の将来の利益を期待しているが、もしそれを実現できないと判断した場合、株はハンマーで叩かれたスフレのようにすぐに崩壊するだろう。」

またマスク氏はメールの中で、より多くのコスト削減を行う必要があると語っている。同サイトによると、テスラはより手頃な価格の電気自動車を3年以内にリリースすることを目指していることから、とりわけこのような措置が必要だとメールに明記されているという。


テスラ株は現在急成長を遂げており、11月には時価総額が1000億ドル(約10兆4700億円)に達した。またイーロン・マスク氏の保有資産は11月の1週間で135億ドル(約1兆4100億円)上昇し、世界の億万長者番付では米フェイスブックのマーク・ザッカーバーグ氏の順位を抜き第2位にランクインした。

米投資家のマイケル・バーリ氏は、イーロン・マスク氏が率いるテスラの株式はバブルだと指摘している。バーリ氏は、2008年の金融危機を予測したことで知られている。

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