エリック・ガーセッティ同市長公式サイトで公表された文書では「当市は現在、壊滅的な転換点に近づいている」とされ、転換点を境に入院数は病床の限界を超え始めるだろうと指摘。これを背景により厳格な制限措置を導入するという。
条例では「ロスアンゼルス市の全ての住民は自宅に留まらなければならない」とあり、路上生活者には行政が一時的な避難所を提供するという。自宅を離れる場合は必要性がある場合のみ。一方で医療機関、食料品店、ガソリンスタンド、自動車修理工場、金融機関、その他多くは営業を続ける。
規則を違反した場合は罰金が科せられ、刑務所に収監される可能性もある。
統計サイト「Worldmeter」によると、米国は感染者数と死者数で世界上位だ。本記事入稿時点で感染者数は1400万人超。
制限に対するデモ
行政の厳格な制限措置に対して、欧州の一部では住民から不満の声も上がっており、抗議運動に発展している。ベルリンをはじめフランス、スペイン、その他の国で制限に対する抗議集会が行われた。