管首相 新型コロナの態勢整え 来週早々に経済対策を決定

日本の管総理大臣は4日の記者会見で、国内の新型コロナ感染状況、脱炭素社会に向けた動き、デジタル化、外交対策について述べた。
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管首相は、現在国内の重症者向けの病床が逼迫している状況に関して、「強い危機感を持って対応している」とし、また、コロナウイルスの最前線に立ち続ける医療従事者に対し、「深い敬意とともに心よりの感謝を申し上げる」と述べた。

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また、集団感染の発生が度々起きている高齢者施設に対して国として最大限の支援を行うと発表した。さらに、新型コロナウイルスのワクチン接種に向け、ワクチンの承認後直ちに接種できるように態勢を整えると明らかにした。

新型コロナの分科会が感染リスクの高い場面として指摘しているのは、飲食であると述べ、飲食店の営業時間の短縮は極めて重要との考えを示した。管首相は、時間短縮営業を行っている全ての店舗に対して、国としてしっかり支援をしていくと明らかにした。

さらに管首相は、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて追加の経済対策を来週決定すると表明した。

管首相は、「国民の安心を確保し、将来の成長の基盤」を作っていくと強調した。これに関して、一人親世帯には1万円を年内に支給することを明らかにした。

さらに、日額上限1万5000円の助成を行う特例の雇用調整助成金を延長し、無利子・無担保融資は2021年前半まで続ける考えも明らかにした。

新型コロナウイルスのワクチンについて

ワクチン接種について質問を受けた管首相は、現在国内で治験が行われており、有効性と安全性を確認した上で必要な人に最優先で受けられるようにし、現時点で接種開始時期を明確にすることは控えたいと述べた。また管首相自身の接種時期については、高齢者や医療関係者など接種を必要とする人々がおり、自分の順番が回ってきたら受けたいと思うと語った。


日本で4日、新型コロナウイルスの感染者が1347人確認されたことがわかった。また過去24時間の死者数は18人。
現時点で日本の感染者数は累計15万7316人(クルーズ船での感染者(乗員・乗客)712人を合わせると15万8028人)、死者数は累計2279人(クルーズ船の乗船者13人を合わせると2292人)。

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