探査機「はやぶさ2」のカプセルは日本時間で6日午前2時過ぎにオーストラリアの上空で観測され、地球に帰還したことが確認された。
カプセルはパラシュートを開いてオーストラリア南部に着地し、現地チームが回収したとのこと。カプセルは現地本部に輸送され、ガスの分析などが行われる。その後、飛行機で日本に運ばれて専用の施設の中で開封される予定。
カプセルの中身は太陽系の誕生を調べる試料となるほか、水の成分や有機物の分析も行われることになっている。
「はやぶさ2」は、十分に燃料を蓄えた状態で宇宙空間にとどまり、地球と火星の間を周回する直径約30メートルの小惑星「1998 KY26」の表面を調査する新たなミッションに用いられる。