ワリエワ選手はショートプログラム終了時点で首位に立った。同選手は、アリョーナ・コストルナヤが打ち立てた85.45ポイントの世界記録を86.20ポイントで上回った。記録は世界水準に算定されないにも関わらず、この高得点は大会に出場している他の選手を前に同選手に大きなアドバンテージを与えた。
フリーではモーリス・ラヴェルの楽曲『ボレロ』で演じたワリエワ選手は、トリプルルッツでの転倒があったもののミスはこれ1つで、いずれにせよ大差で勝利を飾った。同選手の最終得点は254.86ポイントとなった。
198.44ポイントでクセーニャ・ツィビノバが第2位。195.27ポイントでアナスタシア・タラカノワが第3位となった。
注目選手は検疫期間に
大会直前、注目選手の1人であるアリョーナ・コストルナヤが新型コロナウイルスに感染したことが報じられた。その後、健康上の問題からカミラ・スルタンマゴメドワの欠場が決定。新型コロナウイルスからロシアの期待の選手らが検疫期間となった様子に関しては、「スプートニク」の特別記事をご覧ください。