米国、SpaceXに約9億ドルの補助金支給へ 米国人にインターネット接続を提供

米連邦通信委員会(FCC)は、イーロン・マスク氏が設立した米スペースX社のスターリンク衛星システムを介したインターネット接続を米国人に提供するため、スペースXに約9億ドル(約936億円)の補助金を支給する。テレビチャンネルCNBCが報じた。
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CNBCによると、スペースXには、8億8550万ドルの補助金が支給される。これは、補助金プログラムの第1段階で180社に支給される計92億ドル(約9571億円)の約10分の1。補助金は、ブロードバンドインターネット接続を提供するプロバイダーを奨励し、米国のインターネット「未整備」地域や到達が困難な地域にインターネット接続を提供するのが目的。

FCCによると、補助金は「今後10年間で分配」される。

スターリンクは、地球の住民にブロードバンドインターネット接続を提供できる次世代型衛星ネットワーク。同プロジェクトは2018年2月にスタートした。世界中のあらゆる場所に高速インターネット接続を提供することを目的とする。ネットワーク構築の第1段階では、合わせて約1万2000基の衛星を打ち上げる計画。

先にスペースX社は、ミサイル発射での追跡用衛星の開発プログラムとして1億4900万ドル(約157億円)規模の公契約を米国防総省と締結した

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