新型コロナウイルス

英国で新型コロナ用ワクチンの大規模接種がスタート 欧米でははじめて

英国でファイザー社とバイオエヌテック社が開発したワクチンによる新型コロナのリスク群への接種が開始された。BBCによれば、同国は欧米諸国ではじめて大規模なワクチン接種を開始した国となった。
この記事をSputnikで読む

臨床試験以外で初めてとなるワクチン接種をコベントリー大学病院の医師らが北アイルランド出身で現在90歳のマーガレット・キーナン氏に対して行った。キーナン氏は1週間後に91歳になる。英国保健省のマシュー・ハンコック大臣は、ワクチンの接種は優先的に80歳以上の市民と高齢者施設スタッフから開始されることを明らかにした。

米国でのワクチン接種が大きな危機に
キーナン氏は、「はじめて新型コロナ用ワクチンの接種を受けた人となったことは大きな名誉であり、待ち望んでいた私の誕生日への最高のプレゼントだといえる」とコメント。また、1年の大部分を必要な隔離で過ごしてきたので、新年に家族や友人らと再会できることを楽しみにしていると強調した。また彼女は、心配してくれたすべての医療従事者に感謝の意を表した。同氏の2回目の接種は21日後に予定されている。新型コロナ用ワクチンの接種を受けた2人目は80歳のウィリアム・シェクスピア氏で、出身はコヴェントリー市だった。

政府は新型コロナウイルス用ワクチン4000万本を市民向けに確保している。英国の国民保健サービスのプロバイダーがニュース専門局「スカイ・ニュース」に伝えたところによると、年末までに国内に400万本のワクチンが供給される予定だという。初のロッドは約80万本だった。


スプートニクは新型コロナウイルスに関する信憑性の高い最新情報をお届けしています。特設ページをご覧ください。 

コメント