米国メディアはこれまでオースティン氏が国防長官に任命される可能性が高いと報じてきたが、バイデン氏の事務所が同氏を抜擢することをいよいよ正式に公表した。
バイデン氏の事務所が発表したプレスリリースでは、オースティン氏のキャリアが評価されている。
長官職に抜擢されたオースティン氏は40年にわたって軍務に就き、素晴らしい活躍を果たした。豊かな経験と多くの勲章を持っている。国防総省内でも極めて重要なポストで素晴らしい職務を果たした人物である。
バイデン氏の陣営によると、オースティン氏はシリアにおけるテロとの戦いや、イラクからの米軍撤退において特に重要な役割を担ったという。
バイデン氏自らもオースティン氏は同じ政治的理念を共有する人物であるとして、高く評価している。
オースティン氏は2013年から2016年まで米軍中央軍の司令官を務めた。これに関連し、実際の軍務を退いたばかり。制服組が国防総省の要職に就任するには、議会の特別な許可が必要となる。