厚生労働省によると、アストラゼネカ社が新型コロナワクチンの開発に成功した場合、来年初頭から1億 2000 万回分(6000 万人分)のワクチンの供給を受ける。そのうち約 3000 万回分は第一四半期中に供給される計画。
NHKによると、日本の厚生労働省はこのほかにも、米バイオテクノロジー企業モデルナと2500万人分、米製薬大手ファイザーとは6000万人分のワクチン供給を受けることで基本合意している。
開発されたワクチンの運命は?
アストラゼネカは、開発されたこのワクチンは発展途上国での保管に適していると発表している。このワクチンの1回分の価格は4ドル(約400円)で、通常の冷蔵庫で輸送と6ヶ月間の保管が可能であるという。
一方で、このワクチンの最大の欠点は、競合他社との有効性の差。アストラゼネカ開発のワクチンの有効性が平均して70%なのに対し、ロシアのガマレヤ研究所、ファイザー社のワクチンは95%の有効性を示している。