新型コロナウイルス

ホワイトハウスの圧力受けてFDAがワクチンを緊急承認

ホワイトハウスのマーク・メドウズ米大統領首席補佐官は米食品医薬品局(FDA)が現地時間で11日以内に新型コロナウイルスのワクチンを承認しない場合、スティーブン・ハーン長官を更迭すると迫った。CNNニュースが消息筋による証言をもとに報じた。これを受けてFDAはワクチンの使用を承認した。
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米ファイザー社と独ビオンテック社が共同開発した新型コロナウイルスワクチンをめぐり、ホワイトハウスとFDAの対立が鮮明化していた。

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メドウズ米大統領首席補佐官はFDAのハーン長官に対し、米国時間で11日中に緊急使用を許可しない場合、解任する姿勢を示したという。これに対し、ハーン長官はそうした趣旨の会話はなかったとコメントしている。

CNNの消息筋によれば、英国でワクチンの接種が開始されて以来、トランプ大統領はハーン長官に対する不満をあらわにしていたという。

こうした中、FDAは緊急の使用許可を発出した。これにより米国では週明けから接種が可能になる見通し。

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