ハンバーガーに挟まった2枚のプラスチックカード。2枚の合計は7グラムで、これは人が10日間に摂取するマイクロプラスチック粒子の量に相当する。さらに計22グラムのレゴブロックで作られたお寿司は、1か月分の量を表わしている。
WWFが2019年に実施した研究によると、人はマイクロプラスチックが混入した飲料水だけでなく、貝類など丸ごと食べる食材を介しても摂取することがあるという。
プラスチックの年間生産量は過去50年間で急増しているものの、プラスチックは生分解性がないため、最終的には海洋汚染や食物連鎖へ影響を与えることになる。
英サウサンプトン大学のマルコム・ハドソン教授は、「このようなマイクロプラスチック粒子は小さな時限爆弾だ。野生生物や人間が吸収できるほど小さく分解されるのを待ち、吸収されると有害な結果をもたらす可能性がある」と語っている。