中国の月探査機、土壌サンプル携え、地球の軌道へ 着陸の準備進む

中国の無人月探査機「嫦娥(じょうが)5号」が地球への着陸態勢に入った。月の表面で採取した土壌サンプルを携え、一昼夜以内にも計画の着陸地点へ帰還する。チャイナ・デイリー紙が中国国家航天局(CNSA)の発表を引用して報じた。
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チャイナ・デイリー紙によれば、着陸予定地点は中国北部、内モンゴルの四子王旗の領域。中国国家航天局、月研究宇宙プログラムセンターは「機器の着陸態勢はすべて整った。センターの職員は貴重な資料の入ったカプセルを待ち望んでいる」と発表している。

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嫦娥5号はこれまで数度にわたって軌道を修正し、事実上は月の軌道から地球の軌道への移動を終わらせている。着陸にいたるプロセスで課題に挙げられているのが、第二宇宙速度 (毎秒11.2キロ)で大気圏に突入する際に、着陸モジュールで生じる高温に土壌サンプルがいかに耐えられるかだ。

月の土壌サンプルの採取ミッション

嫦娥5号は11月24日、海南省の文昌衛星発射場から打上げられた。嫦娥5号は月面の土壌サンプルの採集を行う機器を搭載しており、打上げから3週間後の12月16-17日に地球へサンプルを持ち帰ることになっている。

嫦娥5号の採取した土壌はおよそ2キロ。これを中国人専門家らが科学的目的で調べ、将来の月面学術調査基地の建設計画にも役立てる。これが成就した場合、中国は世界で45年ぶりに月面の地質サンプルを持ち帰ることに成功した国となる。

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