イラン、核施設の作業を再開 米国との対立を背景に

米ニューヨーク・ポストは、衛星データを引用し、イランが米国との対立を背景に秘密の核施設の作業を再開したと報じた。
この記事をSputnikで読む

イランが作業を再開したとされるのは、同国のウラン濃縮工場であるテヘラン南部フォルドにある地下核施設。

米国 中国とUAE、ベトナムの企業に制裁を導入
イラン当局は作業の再開について発表していないが、ニューヨーク・ポストが話を聞いた専門家らは、イランが核兵器を保有する可能性を危惧している。イランと米国の関係は緊迫しているため、イランは核開発を平和目的で使用する方針を放棄する可能性があるからだ。

ニューヨーク・ポストによると、西側諸国がフォルドの施設の存在を知ったのは2009年。同紙は、当時これによって各国は「戦争の瀬戸際政策をとった」と指摘している。この状況は、2015年にイランの核開発に関する「包括的共同作業計画(JCPOA)」に署名がなされたあと、ようやく改善した。

なお、米国は2018年、JCPOAから一方的に離脱し、対イラン制裁を発動した。

関連ニュース

イラン 米国の制裁回避方法を習得で原油輸出量は倍増 WSJ

コメント