新型コロナウイルス

ロンドンで新型コロナの変異種が猛威振るう 再びロックダウンへ

ロンドンではより感染力の高い新型コロナウイルスの変異種が猛威を振るっている。19日に開かれた記者会見でクリス・ウィッティ首席医務官とパトリック・バランス首席科学顧問(医療問題担当)が明らかにした。
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ウィッティ首席医務官は記者会見で、国内で14日に確認された新型コロナウイルスの変異種が未曽有の勢いで拡散を続けていることを明らかにした。ロンドンでは変異種による感染が新規感染者の大半を占めるに至ったという。

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急速な感染拡大を受けて英国のボリス・ジョンソン首相はロンドンと国内南東部で最大限とされる第4レベルの警戒態勢を発令し、事実上のロックダウン(都市封鎖)を導入することを決定した。この措置により、クリスマス期間でも親族以外との接触が禁止された。また、第4レベルが発出された地域とほかの地域の移動も禁止される。

会見でバランス首席科学顧問は、「ウイルスの拡散がこれらの域外に広がれば大きなリスクになる」と危機感をあらわにした。

専門家らによれば、この変異種は暫定の評価で新型コロナウイルスよりも感染力が70パーセントほど高いという。ただし、死亡率や重症化のリスクという観点では、この変異種がどの程度危険かについては言及されていない。

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