サウジアラビアのサルマン王子はロシアのアレクサンドル・ノヴァク副首相と会談を行い、減産合意の期間延長について協議を行った。サルマン王子は会談後の記者会見で協議の内容について明らかにした。
現時点でOPECプラスは2022年4月末までの協調減産で合意しているが、ノヴァク副首相との会談ではこの合意を2022年末まで延長する可能性について協議が行われた模様。
また、ノヴァク副首相によると、ロシアとサウジアラビアは原油市場の安定化に向けて協力することで合意したという。
OPECプラス参加国は5月、原料価格を維持し、貯蔵のオーバーフローを許さないため、原油採掘の削減に関する協定を締結した。2021年1月から同機関は日量最大580万バレルまで削減することを望んだが、しかし、新型コロナウイルスの第2波が機関の参加国に計画を見直しさせる可能性がある。
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