英国政府は週のはじめに、国内でコロナウイルスの遺伝的変異の一種による感染例が確認されたことを発表した。この菌株について明らかなことは、おそらく、ウイルスの変種として発生したということで、その発現に世界ではどう対応しているかが報じられた。
コロナウイルスの新しい変種
- WHOは9月に英国でコロナウイルスの新しい変種が発見されたことを明らかにした。
- その後、WHOによれば、同ウイルスの変種は同様にデンマークやオランダ、オーストラリアで確認されたという。南アフリカとイタリアの政府も国内で新しい変種が見つかったことを発表した。
- 今のところウイルスの新しい変種に対しワクチンの効果がないという報告は存在しない。
- WHO特使のデビット・ナバーロ氏は、英国で見つかったコロナウイルスの変種には人間への強い危険性はないが、とはいえこれまでより感染しやすいと指摘する。英国では新しい変種の感染力はおそらく70%超と言われている。
- その後、WHOは、コロナウイルスの新しい変種の死亡率への影響に関しては今のところ情報は確認されていないことを明らかにした。
- 日本政府の加藤勝信官房長官は、日本の医療従事者は今のところ国内で、英国で拡大したコロナウイルスの新しい形態の存在を確認していないとコメントした。
英国の状況
- ロンドンと英国南東部では19日、感染拡大の危険レベルが最大値の4に設定され、生活必需品以外を扱う店舗の開店が禁止となり、同様に、すでに閉鎖されたレストランやパブ、カフェに加え理美容店やスポーツ施設も営業ができなくなった。
- 多くのロンドン市民は当局が厳格な規制を発表した後、都市部を離れ始めた。
- 英国政府は20日、国内では1日の感染者数が記録的な3万5900人となったことを発表した。
- 一連の国々はすでに英国との国際空路の中止決定を行っている。
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