新型コロナウイルス

マレーシア、ロシア製ワクチン「スプートニクV」調達の方針

マレーシア当局は、英製薬大手アストラゼネカの新型コロナウイルスワクチン640万回分を調達する契約に署名した。ロシア製ワクチン「スプートニクV」も調達する方針。マレーシアのムヒディン首相が22日、テレビ演説で明らかにした。
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ムヒディン首相は、「保健省と科学技術革新省によって設立された特別委員会がアストラゼネカのワクチンの即時調達を保証する」と指摘したほか、「我われは、中国のシノバク・バイオテク社とカンシノ社のワクチン及びロシア製ワクチン『スプートニク V』の調達に関する合意(締結)の最終段階にある」と述べた。

同氏は「政府はワクチンの安全性と有効性を保証する」と強調し、自身がワクチン接種を受ける最初の1人になる意向も示した。

「スプートニクV」

ロシアは今年8月11日、世界で初めて新型コロナウイルスのワクチンを承認した。ワクチンは「スプートニクV」と名付けられた。臨床試験はロシア保健省から許可を得たガマレヤ国立疫学・微生物学研究センターによって6月から7月に実施された。「スプートニクV」は、これまでに多くのワクチンが生産されたすでに知られているプラットフォームを基盤につくられた。ロシア保健省によると、これまでに実施された「スプートニクV」の接種は、最大2年間の長期的な免疫を与えることを示している。11月11日、ロシア開発のスプートニクⅤワクチンは治験第3フェーズにおいて92%の有効性を発揮した。 

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