新型コロナウイルス

新型コロナの自宅治療には致死に繋がるミスが起こる 「レッドゾーン」で働く医師が説明

新型コロナウイルスに感染後、自宅で治療しているケースは本当に危険であると、医師のアロック・ミシュラ氏がロシア紙「コムソモリスカヤ・プラウダ」のインタビューで語っている。
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ミシュラ氏は、新型コロナウイルス感染者を治療する「レッドゾーン」で働く外科医で、集中治療室を担当する麻酔科医。

専門医が指摘 新型コロナウイルスが重症化しやすいタイプの人
ミシュラ氏によると、集中治療室に入る圧倒的に多くの患者は、危篤状態に陥るのを遅らせるために大量の抗生物質を服用していたという。同氏は、子どもを病院に入れることができないため、自宅で治療を続けていた新型コロナの女性患者のケースについて紹介している。その女性は数週間後、抗生物質で免疫力を「焼き払った」状態で入院することになったという。

ミシュラ氏はその女性を助けようとしたが、できなかったと説明している。重症のコロナウイルス患者の場合、肺は「血栓で詰まった」状態になっているという。

同氏は、2,3日間症状が続く場合は医師の診察を受ける必要があり、その1週間後には肺炎の兆候を見逃さないためにもCTスキャンを行った方がいいとアドバイスしている。また、体調をよく観察する必要がある。心臓病や糖尿病の問題を抱えていない場合は、命に関わるリスクもなく軽症で回復する可能性が高いという。

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