ロシア ステルス爆撃機PAK DA用エンジンのテスト計画を発表

ロシア国営ロステック傘下のクズネツォフ社は23日、新型ステルス性戦略爆撃機PAK DA用の最初のエンジンの組み立て作業の開始を発表した。クズネツォフ社のアレクセイ・ソボレフ副代表取締役が記者団に対して明らかにした。
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ソボレフ副代表取締役は「年末までにベンチテストの開始用のエンジンが組み立てられる。2021年を通して、初のPDエンジンのベンチテストが行われる。これは国防省から出された技術課題の基準を策定することがその狙いだ」と語った。

ソボレフ氏によれば、来年2021年にさらに一連のPAK DAのサンプル機の組み立てが行われる。

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ロシアは今年2020年5月にPAK DAの最初のプロットタイプの組み立てを開始。作業用の設計図は完了し、材料の調達が開始されていた。

2020年初頭の発表では、PAK DAの工場生産は2027年には開始され、前提的な飛行テストは2023年4月に行われるとされていた。

PAK DA は「全翼機」のスキームで設計されている。制作には探知されにくい「ステレス性」(低観測性)を発揮する技術、材料が広範に用いられる。同機は亜音速機で、現在ある、またこれから製造される戦略巡航ミサイル、高精度爆弾、極超音速兵器の搭載が可能で最新の通信機、電子戦用機器を装備する。

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