タイ国王の配偶者の衝撃写真1400枚流出 専門家は「王室の醜い権力闘争」によるものと指摘

タイ国王のラーマ10世の「配偶者」であるシニーナート・ウォンワチラーパックさんの性的な写真1400枚の一部が英メディアで公開された。英デイリー・メールが報じている。
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公開された衝撃的な写真は、匿名の人物が8月に日本在住のパビン・チャチャバルポンプン氏宛て発送したSDカードに入っていた。そのカードが入っていた手紙はフランスで消印が押されたものだったという。パビン氏はタイの軍政と君主制を批判しており、現在は京都大学の准教授を務めている。そのSDカードには、実に1400枚にものぼるシニーナートさんのプライベートな写真が収められていた。

​シニーナート・ウォンワチラーパックさんは、ラーマ10世の「配偶者」。国王は2019年7月、スティダー王妃との結婚からわずか数ヶ月後に、シニーナートさんに「国王の高貴な配偶者」を意味する「チャオクンプラ」の称号を与えた。

しかしその3ヶ月後、シニーナートさんからあらゆる軍の階級とその称号が剥奪された。国営テレビは、シニーナートさんがスティダー王妃に対し野心を求めていたことが理由だと報じていた。その後シニーナートさんは、管理が厳格な女子刑務所に収監された。

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2020年9月、国王はシニーナートさんを釈放。同じ称号を再び授与し、シニーナートさんの軍の階級や称号の剥奪はなかったことが決定したと報じられた。

パビン氏によると、これらの画像はシニーナートさんのライバル、おそらく国王の正式な妃であるスティダ王妃の同盟者によって送られたもので、王室への復帰を「妨害」しようとした試みではないかと推測している。パビン氏にSDカードを発送した匿名の人物は、カードの他に手紙を添えており、そこには収監中にシニーナートさんの携帯電話がハッキングされたと書かれていたという。

パビン氏によると、SDカードの中には非常にきわどい写真もあり、全裸で写っているものもあるという。同氏は、君主制はタイのプロパガンダとして良いイメージを出していたが、今回の一件は君主制の裏側を示すものになると指摘した。

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